日本のロビン・フッド702になる男の決意

カジノの世界にRobin Hood 702(ロビン・フッド702)という伝説のギャンブラーがいることを知っているか?

ロビン・フッド702という男は、ロビン・フッドを名乗ることからあきらかなように「弱いものを助けるために戦うギャンブラー」だ。

ロビン・フッド702は、高額の借金や医療費などで苦しむ人たちのためにカジノのブラックジャックで勝負をして、その勝利で得た利益を彼らの借金返済のためや手術のために渡す、という活動でその名を知られている。

いわば、知る人ぞ知る「カジノ義賊」ってとこだ。

ロビン・フッド702の存在は「都市伝説」ともいわれがちだが、テレビ番組の取材を受けたこともあるし、実際に助けられた人間の証言もあることから、実在する人物であるという意見のほうが強い。

何を隠そう、俺自身、ロビン・フッド702の存在を信じている側の人間だし、そのやり口にシビれちまったうちの一人だ。

俺も男として生まれてきた以上は、ロビン・フッド702のようなヒーローになってみたいと考えるのは当然のことだろう。

俺は現在、オンラインカジノのライブカジノで修業を積んでいる身なのだが、それはいずれ俺がロビン・フッド702のような「ロビン・フッド稼業」をやるための修行だ。

ロビン・フッド702が実際に行ったとされる寄付ギャンブル

ロビン・フッド702が実際に行ったとされる寄付ギャンブル

まずはロビン・フッド702のすごさを知ってもらうためにも、ロビン・フッド702が実際に行ったとされている寄付ギャンブルを見ていこうじゃないか。

もっとも有名なのは「脳腫瘍の3歳児の医療費のための大勝負」だ。この2008年の伝説的な勝負を抜きにしてロビン・フッド702のことは語れない。

事の発端はデトロイト。Kegler夫妻の3歳になる娘Madisonが脳腫瘍と診断されたことから、すべての伝説がはじまる。

娘が脳腫瘍と診断されたとき、Kegler夫妻は3万5000ドルにも届かんとする莫大な借金を抱えていた。日本円でいうと、大体320万円ってところだ。

借金を返すことができなければ、娘の医療費を捻出することはできない。当然、夫妻は絶望する。万事休すだ。

悲嘆に暮れる夫妻のもとに、ある日一本の電話がかかってきた。その電話の主はロビン・フッド702と名乗り、夫妻に向かってこう言った、といわれている。

「あんたたちは選ばれた。おれはこれからあんたらをラスベガスに招待して必要な金を稼いでやるよ!」

それから、マンガのような展開がスルスルと進んでいった。電話が切られて間もなく、夫妻の過ごすデトロイトのトレーラーハウスにはリムジンが迎えにきて夫妻を空港へと運び、夫妻はそのままファーストクラスに乗せられて、あれよあれよというままにラスベガスに到着。

さらにラスベガスではロールスロイスのお出迎え。案内されたのはラスベガスの超高級ホテル『ザ・パラッツォ』のスイートルーム。

そこで待っていたのが、そう、俺たちのヒーローでもあり、この伝説の主人公でもある現代のロビン・フッドだった。

ロビン・フッド702を世に知らしめた伝説の勝負

対面してすぐ、ロビン・フッドと夫妻はカジノへ向かい、ロビン・フッド702はブラックジャックのテーブルに座る。そして、この勝負こそがロビン・フッド702の名前を世に知らしめる伝説的な勝負となった。

ロビン・フッド702が勝利金として手に入れなければならないのは、夫妻の負債であるところの3万5000ドルだ。

こんな大金をギャンブルの勝利金で手に入れるということに確実性などあるはずもなく、ほとんど人間業ではない無謀な目標といわざるをえない勝負だった。

当然、ロビン・フッド702の勝負も難航を極めた。だが、ロビン・フッド702は不思議と自信に満ち溢れていた。

まるで勝利の道筋が彼にだけは見えているように、ロビン・フッド702は数万ドルの負けが続いても決して動じない。

そして、不屈の賭けで勝負を繰り返し、ロビン・フッド702の勝利金は夫妻の借金額である3万5000ドルの勝利金に達した。

ブラックジャックのテーブルから降りたロビン・フッド702の手から夫妻の手に、パンパンに膨らんだ3万5000ドルのチップの袋が手渡されたのだった。

この一夜の伝説は、夫妻はもちろんこのとき現場にいた人間たちの口からも噂として広がり、「おとぎ話」か「ほんとの話」かという激しい論争を現在まで引きずっている。まさに伝説だ。

ロビン・フッド702は荒唐無稽なおとぎ話とはいえない

ロビン・フッド702が単なる荒唐無稽なおとぎ話ではない証拠としては、現在もhttps://robinhood702.com/が稼働しているし、伝説以外の逸話にも事欠かないためである。

「脳腫瘍の娘」のエピソードが代表的ではあるが、ほかにもロビン・フッド702は様々な大勝負に挑んで、弱いものを助けている。

たとえば、サウスカロライナ州の女性の2万ドルの負債をブラックジャックの勝利で賄ったエピソードや、ソマリア海賊に襲われたコンテナ船の乗組員にラスベガスの旅行をプレゼントした、というようなロビン・フッド702の活動は、「脳腫瘍」ほどメジャーではないにせよ、俺たちのもとに伝わってくる。

俺が「ロビン・フッド702は実在するし、その活動も本当だ」と支持している理由としては、ロビン・フッド702がちゃんとミッションに失敗していることもうかがえるからだ。

ロビン・フッド702は公式サイトで「助けてほしい人」を募集しているが、その募集要項の注意事項として「(勝利金額が希望額に届かなかったとしても)依頼された金額の半分までは確実に支払う」ということが記載されている。

この記載からうかがえるのは、ロビン・フッド702が常勝ではない、ということで、多数の応募者の希望がかなえられなかった、というエピソードのほうが、むしろ多いだろうということだ。

そのような「負け」があるにも関わらず、ロビン・フッド702の信頼が失われていないのは、この「負けても半額までは出す」という保証であったり、やはり勝利したときの「伝説」があまりにも鮮やかであるためだろう。

テレビ取材で語られたロビン・フッド702の信念

顔出しNGでされたロビン・フッド702のテレビ番組の取材で、ロビン・フッド702は自身のギャンブルに対する「信念」を語っている。

それは「ギャンブルには暗黒面があるが、それはその暗い場所から獲得した金を善ことに使いたい」という信念である。

ロビン・フッド702は、カジノという場所が「暗黒」であることを知っている。つまり、自分もいつだって「暗黒」に落下する、ということを知ったうえで、ブラックジャックを打っている、ということだ。

「弱い立場にある人を助けたい」ということを、口で言うだけなら簡単だ。ましてや、安全圏でそれを言われたなら、シラケてしまうようなところさえある。

だが、ロビン・フッド702は違う。ロビン・フッド702は、自分が暗黒に片足を突っ込んでいる、と知りながら、暗黒から引きずり出した金を光へと変えようとしている、精神の錬金術師なのだ。

ハッキリ言って、いまの俺にはロビン・フッド702ほどの信念を口にする覚悟はない。いまの俺はオンラインカジノという「暗黒」でさえ金玉がすくみ上ってしまうくらいには、まだ「暗黒」と対峙することへの覚悟ができていないからだ。

だが、俺もいつか、ロビン・フッド702のように魂から、全身で、彼が口にした信念を口にしたいと考えている。そのための修行だ。

日本のロビン・フッド702が誕生する日が迫ってきている

日本ではカジノ法案が通り、大阪にホンモノのカジノが開設される日が迫ってきている。これはつまり、「日本のロビン・フッド702」が誕生する日が迫ってきている、ということと同義だ。

もちろん、「日本のロビン・フッド702」になりたいのであれば、カジノにこだわる必要はないのかもしれない。

競馬でも、競輪でも、オートレースでも、競艇でも、パチンコでもなんでもいい。いますぐに「義賊」として、ロビン・フッド702と同じ活動ができるはずだ。

実際、全国の「伊達直人」のなかには、すでにこれらの公営ギャンブルなどで稼いだ金で寄付をする「ロビン・フッド稼業」を開始している人が混じっているかもしれない。

だが、そこはやっぱり「様式美」といったところだろう。2008年以来俺が夢見てきたのは「カジノで義賊」というロビン・フッド702の姿だったのだ。

だから、カジノ法案が通りカジノが開設されるというニュースは、いよいよ俺が覚悟を決めて日本のロビン・フッド702として「ロビン・フッド稼業」を開始することを告げるピストル音のようなものだ。

オンラインカジノでロビン・フッドになるための修行中

俺だってただ指をくわえてカジノ開設を待っているワケじゃあない。いまの俺はオンラインカジノでロビン・フッドになるために絶賛修行中である。

国内ではカジノで遊べない日本人である俺は、長年の夢であった「ロビン・フッド稼業」を諦めそうになったこともあった。

そんな俺の前にあらわれたのが日本人が国内にいても遊べるカジノ、オンラインカジノだった。

オンラインカジノには「ライブカジノ」と呼ばれるジャンルのゲームがあり、このライブカジノでは、本場のカジノで遊ばれているバカラ、ルーレット、ポーカー、そして、ブラックジャックで遊ぶことができる。

ロビン・フッド702の主戦場であるブラックジャック!俺は、オンラインカジノでブラックジャックが遊べることを知って、喚起した。俺の「ロビン・フッドへの道」は断たれてはいなかったのだ!

日本のロビン・フッドになるための第一歩

日本のロビン・フッドになるための第一歩

こうして、オンラインカジノの登場によって俺の険しい「ロビン・フッドの道」の第一歩が踏み出された、というワケである。

俺の「ロビン・フッドへの道」は無謀かもしれない。いや、間違いなく無謀だ。それは俺が一番理解している。多くの人には理解されず「あいつはバカだ」と思われても仕方ない。

だが、俺はその無謀な道をあえて選びたい。ロビン・フッド702が俺に教えてくれたのは「自分の道は自分で切り開く」という、前人未到へと到達しようとする精神だ。

俺の「ロビン・フッドへの道」は、ロビン・フッド702が歩いた道とはそもそも違うし、俺が歩き始めた道は、地獄へと舗装された道かもしれない。

だが、歩きはじめなければ何も始まらない。「ロビン・フッド702になりたい」といって一歩も動かなければ、俺はいまの俺のままだ。

幸い、俺はすでに「オンラインカジノでの修行」という形で第一歩を踏み、三歩進んで二歩下がるような歩みかもしれないが、着実に「ロビン・フッドへの道」を歩み続けている。

決戦はIR誘致だ。カジノ誕生と同時に日本のロビン・フッドが登場するかどうか、俺自身どうなるかわからず、とにかくワクワクしている。

絶対にロビン・フッド稼業をしてやるぜ!