オンラインカジノだけのゲーム性を持つ4種のブラックジャックを完全解説
一口にブラックジャックといっても、ブラックジャックは一枚岩ではない。
オンラインカジノでブラックジャックをプレイした人にはイメージがつかめないかもしれないが、オンラインカジノで遊ぶことができるブラックジャックは多種多様だ。
そして、オンラインカジノのブラックジャックは、どの種類のブラックジャックを選ぶかによって、遊び方や戦略なども微妙に違ってくる。これもまた、醍醐味のひとつだろう。
もちろん、種類は違うとはいっても、ブラックジャックの基本的なルールは共通しているから、ブラックジャックのルールを知っていれば、どのブラックジャックを選んだとしても戸惑わずにプレイできるから、その点は安心だ。
そこで今回は、オンラインカジノで遊べる様々なブラックジャックの種類を集めてみて、その特徴などをまとめてみることにした。
ブラックジャックで遊ぶ際の参考になれば幸いだ。
ブラックジャックの基本ルールをおさえてから遊ぼう
多種多様なブラックジャックのどれを選ぶかも重要だが、まずは、その前にブラックジャックの基本的なルールをおさえておく必要があるだろう。
ブラックジャックは、プレイヤーとディーラーで対戦するゲームで「配られたカードの合計を『21』に近い状態でそろえる」ことで勝敗が決まるゲームだ。
ブラックジャックで使用されるトランプは52枚で、これはジョーカーを抜いた枚数となっている。
ここからは、ブラックジャックで遊ぶにあたっての最低限の基本的なルールなどを簡単に解説していくことにしよう。
ブラックジャックの数字の読み方を理解する
ブラックジャックにおけるトランプカードの数字の読み方は、通常のトランプの数字の読み方と若干違っていて、この読み方をおさえないと「21に近づける」という戦略を組むこともできない。
ブラックジャックにおけるトランプカードの数字の読み方のルールは以下になる。
- 2~10のカードは、そのまま「2~10」として扱う
- 絵柄(J,Q,K)はすべて「10」として扱う
- Aは「1か11」として扱う(どちらにするかはプレイヤーが決定できる)
要するに、「絵柄」と「A」の独特の扱い方さえ覚えてしまえば、ブラックジャックで遊ぶための準備は、もうほとんど整ってしまうといってもいい。
この数字の読み方で、「合計21」に近づいていくための戦略を練ってディーラーと駆け引きをするのがブラックジャックの基本となる。
ブラックジャックの勝負の流れを理解する
ブラックジャックの数字の読み方をおさえたら、次は、「ブラックジャックの1回の勝負がどのように流れていくか」を見ていくことにしよう。
ブラックジャックの勝負の基本的な流れは、次のようなものになる。
- ベットするチップを置く
- ディーラーからカードが配られる
- プレイヤーが「カードの追加」「勝負」などの選択をする
- (勝負の場合)ディーラーのカードがオープンされる
- ディーラーの合計が16点以下の場合、17点を超えるまでカードが追加される
- 結果判定と賭け金の払い戻し
ディーラーが17点越えのためのカード追加をした段階でより「21」に近い方が勝利となる。
勝利した場合は、2倍で払い戻しがなされ、同点の場合は引き分けとなり賭け金が返金される。
また、「最初の2枚」で「Aと10点」の手札で「21点」だった場合は「ブラックジャック」という勝ち方になり、払い戻しが2.5倍になるというルールだ。
ブラックジャックの専門用語を理解する
様々な種類のブラックジャックの特徴を理解しておくためには「ブラックジャックの専門用語」の意味も知っておくといい。
まずは「ハンド」「アップカード」「ホールカード」という「カード」についての専門用語。これはそれぞれ「手札」「ディーラーの見えているカード」「裏向きのカード」という意味になる。
続いて「ヒット」「スタンド」という「プレイヤーの選択肢」に関する専門用語について。「ヒット」は「1枚カードを追加する」という選択肢、「スタンド」は「カードを引かない」」という選択肢である。
次は「ダブル(ダブルダウン)」「スプリット」だが、これは「賭け金の変更」にまつわる専門用語で、このあたりから、少しばかり専門性が強まる。
「ダブル(ダブルダウン)」は「賭け金を2倍にしてカードを1枚追加する」という選択肢で「ヒット」の応用となる。最初の「ハンド」を見て、カードの追加が安牌そうなときに「ダブル」を行うのがセオリーだ。
「スプリット」は、「最初に配られた2枚のカードが同じ数字だった場合」に、「最初の賭け金と同額のベット」を条件にしてカードを二つにわけ、「ハンド」をもう一組増やして勝負するという「ヒット」の方法だ。
たとえば、「6」が2枚手札に来たときに「スプリット」をする場合は、「6+追加した1枚の点数」のハンドが一組、「6+追加した1枚の点数」のハンドがもう一組という風に、ハンドを2種類作ることができる。
この2種類のハンドでの勝負では「どっちのハンドでも勝つ」「どっちのハンドでも負ける」「片方だけ勝つ」という勝敗のあり方がある。
「サレンダー」は「降参」という選択肢で、カードが配られた段階で勝ち目がないと判断した場合に「賭け金の半分」を支払って勝負から降りることができる。
最後に「バースト」だが、これは「合計点数が21点を越えた場合」をあらわす専門用語となる。
ブラックジャックについての専門用語は、ひとまず、このあたりをおさえておけば十分だろう。
ライブカジノの4種類のブラックジャック
ブラックジャックの基本ルールや専門用語をおさえたところで、さっそくライブカジノで遊ぶことができる「4種類のブラックジャック」のそれぞれの特徴を見ていくことにしよう。
ライブカジノで遊ぶことができる代表的な4種類のブラックジャックは、以下の通りだ。
- ライトニングブラックジャック
- インフィニットブラックジャック
- パワーブラックジャック
- スピードブラックジャック
これらのブラックジャックは、「エボリューションゲーミング」が提供するブラックジャックとなっていて、同じブラックジャックでありながら、ルールや賭け方などに違いがあり、それぞれのブラックジャックごとに楽しみ方に変化がある。
ライトニングブラックジャックは配当が変化する
ライトニングブラックジャックの最大の特徴は、マルチプライヤー(配当倍加)という機能が実装されていることで、通常のブラックジャックよりも「高配当」が狙えるところにある。
まず、ライトニングブラックジャックに参加するためには、ルールとして「賭け金に対して100%」の手数料がかかる。
マルチプライヤー(配当の倍率)は、1ラウンド目のプレイヤーのベット終了後に、ディーラーの背後に表示される「ライトニングナンバー」によって変化する。
「ライトニングナンバー」に応じて、ライトニングブラックジャックでは配当の倍率が「最低2倍~最大25倍」にまで変動する。
マルチプライヤーが発動する条件は、「ライトニングナンバーに表示された点数で勝利すること」である。
マルチプライヤーの発動は「ライトニングナンバーでの勝利の次の勝負から」となっている。マルチプライヤー発動後の勝負で敗北した場合は、賭け金と手数料がそれぞれ没収される。
ライトニングブラックジャックに関しては、ひとまず「2連勝することを前提にして高配当が狙えるブラックジャック」と要約できるだろう。
ライトニングナンバーと、それに対応するマルチプライヤーの上限下限は、以下になる。
ライトニングナンバー | マルチプライヤー |
---|---|
4~17での勝利 | 2倍 |
18での勝利 | 2倍~15倍 |
19での勝利 | 2倍~15倍 |
20での勝利 | 2倍~15倍 |
21での勝利 | 2倍~15倍 |
「ブラックジャック」での勝利 | 6倍~25倍 |
ライトニングブラックジャックは「手数料」と「2連勝」が必須であるためリスクが高いブラックジャックにはなるが、オンラインカジノでしか味わえないブラックジャック体験ができる。
インフィニットブラックジャックは座席に制限がない
インフィニットブラックジャックは「座席が無制限(インフィニティ)である」という特徴を持っているブラックジャックだ。
リアルカジノなどの通常のブラックジャックでは、大体「7席」程度の座席に数が限られているが、インフィニットブラックジャックでは、この「座席数」の問題が解消されている。
「座席が無制限である」ということ以外は、基本的なルールはブラックジャックと同じだし、ライトニングブラックジャックのような「配当の変動」のような特殊ルールもない。
インフィニットブラックジャックのメリットは、座席が無制限であるために「いつでもブラックジャックで遊ぶことができる」というところにある。
その代わり、参加人数が膨大になる可能性もあるため「参加人数によってゲームの進行に時間がかかりすぎる」というデメリットが発生することもある。
特殊なルールがない基本のブラックジャックでのプレイになるため、初心者はこのインフィニットブラックジャックがもっとも遊びやすいだろう。
時間に余裕があるときに、じっくりゆっくりとブラックジャックを遊びたいプレイヤーにもオススメである。
パワーブラックジャックは勝利金がはねあがる
パワーブラックジャックの特徴は「トランプカードの9と10がデッキから除外されている」という特殊デッキでプレイする、というところにある。
デッキから9と10が除外されていることによって、パワーブラックジャックでは、ディーラーがバーストしにくくプレイヤーが21になりにくい、という「ディーラー有利プレイヤー不利」の状態で戦うことになる。
プレイヤーが不利なパワーブラックジャックは、その代わりに「高配当」が狙えるというルールを採用している。
通常のブラックジャックのルールでは、専門用語のところで触れた「ダブル(ダブルダウン)」だけが追加の賭け金として許可されているが、パワーブラックジャックにおいては「トリプルダウン(3倍の賭け金)」「クアドラプルダウン(4倍の賭け金)」を宣言することが可能だ。
勝負所で「トリプル」や「クアドラブル」を宣言し、勝利金を最大4倍まで上げることができるパワーブラックジャックは、勝負勘に優れブラックジャックにある程度の自信があるプレイヤーの「力試し」のブラックジャックとして、オススメできる。
スピードブラックジャックはスピーディーに遊べる
最後のスピードブラックジャックだが、これはその名の通り「スピーディーに遊べる」という特徴を持っている。
通常のブラックジャックでは時計回りで順繰りにプレイが進んでいくため、他のプレイヤーが勝負中は待機時間がありその間に戦略を練ることになるが、このスピードブラックジャックでは「判断が決定したプレイヤー」から順番にゲームが進んでいく。
いわば「割り込み式」といったところだが、このルールもまた、リアルカジノとは違う、オンラインカジノ特有のブラックジャック体験を提供するルールであるだろう。
スピードブラックジャックは、「スティービーに遊べる」という特徴以外は通常のブラックジャックとルールが同じであり、配当金などの変動はない。
時間がないがブラックジャックで遊びたいプレイヤーや、とにかくたくさんの勝負がしたいプレイヤーにオススメできるのが、このスピードブラックジャックということになる。
ライブカジノの4種ブラックジャックのまとめ
- 配当変動システムのライトニングブラックジャック
- 座席無制限のインフィニットブラックジャック
- 勝利金最大4倍のパワーブラックジャック
- 待ち時間なく遊べるスピードブラックジャック
ライブカジノで遊べる代表的なブラックジャックに関するまとめは以上だ。
通常のブラックジャックももちろん楽しいのだが、これらの4種類のブラックジャックでは、リアルカジノにはなかったゲーム性が加味された、オンラインカジノ独特のブラックジャックとして遊ぶことができる。
選択するブラックジャックごとに勝負の流れが変わるのがこの4種のブラックジャックで、時計回りで7席程度の通常のブラックジャックとはまるで違う勝負感覚を味わってみてはいかがだろうか。