カジノホールデムの基本ルールと勝率アップの戦略を完全解説!
オンラインカジノのライブカジノのなかで、「運」と「実力」のバランス的に「自分は戦ってるな」という対戦の感覚をもっとも感じられるゲームはオンラインポーカーだろう。
オンラインカジノでは基本的にブラックジャックで遊ぶ俺も、正直なところ、オンラインポーカーの魅力には抗いがたい。
さきほど「対戦感」について触れたが、ブラックジャックも「対戦感」が強いゲームであるため、ブラックジャックを好むプレイヤーが、バカラなどの「運ゲー」以上に、オンラインポーカーに興味や親近感を持つのは当然のことだともいえる。
そこで今回は、オンラインカジノのオンラインポーカーでは主流である「カジノホールデム」の基本的なルールを見ていきながら、勝率を上げるための戦術なども紹介していこうと思う。
カジノホールデムについて
カジノホールデムは、「ディーラーと1対1で戦う形式のポーカー」で、「それぞれの手札となる2枚のカード」と「テーブルに置かれる5枚のコミュニティカード」の組み合わせで役となる5枚の手札を作り、どちらの手札が強いかを勝負するトランプゲームだ。
カジノホールデムは、ルールとしては「テキサスホールデム」を下敷きにしたカジノ版のポーカーで、ポーカーとしての基本的なルールはテキサスホールデムをなぞっている。
だが、カジノホールデムでは、テキサスホールデムと違って「プレイヤー同士の対戦」ではなく「ディーラーと1対1である(対カジノである)」という点に、オンラインポーカーとしての独自性を持っていて、そこにカジノホールデム特有のゲームの流れや戦略も発生する。
カジノホールデムの遊び方を知るためには、カジノホールデムで使われる専門用語、カジノホールデムのゲームの流れ、それから、カジノホールデムの役などを知っておく必要がある。
この基本はそれほど難しくはないし、ここを抑えているだけで、もう明日にもオンラインポーカーの最前線で戦うことができるだろう。
カジノホールデムで使用される基本的な専門用語
まずは、カジノホールデムのゲームで使用される専門用語のなかでも、ゲームを進めておくうえで必要最低限把握しておくべき「超基本的な用語」を解説していこう。
まずはハンド(手札)だが、プレイヤーが最初に配られる最初の2枚の手札を「ホールカード」と呼ぶ。
続いて「コミュニティカード」。これはすべてのプレイヤーが共通して役作りに使用できるテーブル上のカードのことだが、カジノホールデムでは「ディーラー」と「プレイヤー」が共有して使用する。
カジノホールデムは「ホールカード」と「コミュニティカード」の組み合わせで役を作っていく。
Ante(アンティ)は「賭け金を置く最初の場所」だ。ここにベットした金は、通常の「勝敗」によって配当が決まる。
AAボーナスサイドベットは、「勝敗」ではなく「完成した役」によって配当が発生するタイプの賭け方ができる、もう一つの「賭け金を置く場所」である。
call(コール)は「勝負を続行する行為」と、「コールした場合にAnteの2倍の賭け金を置く場所」の二つの意味がある。
fold(フォールド)は、勝負から降りる行為のことで、フォールドした場合は、賭け金が没収される。
クオリファイは、ディーラー側のルール。ディーラーが勝負をするための最低条件を満たしている場合は「クオリファイ」となりディーラーとの対戦が発生し、条件を満たしていない場合は「ノットクオリファイ」となり勝負なしでプレイヤーが勝利する。
カジノホールデムでは「4のワンペア以上」がクオリファイの条件となる。
コール、フォールド、クオリファイについては、ゲームの流れのなかで理解するとわかりやすいだろう。
オンラインポーカーにはほかにも様々な専門用語があるがゲームをプレイするために必要な最低限の把握は、これだけで十分だ。
カジノホールデムの基本的な流れ
オンラインポーカーのカジノホールデムの「1回の勝負」の基本的な流れは、以下の通りだ。
- Anteに賭け金を置く。AAボーナスサイドベットに賭け金を置くこともできる。
- プレーヤーとディーラーに2枚ずつカードが配られる
- 3枚のコミュニティカードがボードに配られる
- 3枚のコミュニティカードを見て、プレイヤーは「フォールド」か「コール」を決める。
- プレイヤーがコールした場合、ディーラーが残りの2枚のコミュニティカードを場に配る。
- プレーヤーとディーラーは、ホールカードと5枚のコミュニティカードから5枚の組み合わせで役を作る。
- プレーヤーとディーラーの役を展開して比較しあう。
- ディーラーの役が「4のワンペア」以上の役でなければ「ノットクオリファイ」となり、勝負なしでプレイヤーの勝利となる。Anteの賭け金は支払われるが、コールをしていた場合は引き分けになる。
- ディーラーがクオリファイしていた場合、プレーヤーの役がディーラーより強ければプレーヤーが勝利となり、Anteの賭け金が支払われ、コールの賭けも1:1で支払われる。
- ディーラーがクオリファイし、プレーヤーの役とディーラーの役が同じ場合は引き分けになる。
- ディーラーがクオリファイし、プレーヤーの役がディーラーのより弱いとプレーヤーの負けで、賭け金が全額没収される。
カジノホールデムの役と強さの序列
オンラインポーカーのカジノホールデムで組み合わせられる役の一覧と、その強さの序列は以下のようになる。
ロイヤルフラッシュ | 10,J,Q,K,Aの数字カードで、すべてのマークが同じ |
ストレートフラッシュ | 5つの数字が連続していて、マークが同じ |
フォーオブカインド | 5枚のうち4枚が同じ数字 |
フルハウス | スリーカードとワンペアの組み合わせ |
フラッシュ | すべてのカードが同じマーク(数字関係ナシ) |
ストレート | 5つの数字が連続している(マーク関係ナシ) |
スリーカード | 5枚のうち3枚が同じ数字 |
ツーペア | 同じ数字の組み合わせが2組 |
ワンペア | 同じ数字の組み合わせが1組 |
ハイカード | 上記の役がすべて成立しない |
カジノホールデムにおける「役」は、ホールカードと最初の3枚のコミュニティカードを参照にしながら「作れるかどうか」を判断していく。
これらの役のうち、どれか一つでも成立しそうで、なおかつディーラーに勝てそうと思った場合は「コール」をし、負けそう、あるいは「ハイカード(役ナシ)」になりそうな場合は「フォールド」をする、というのがゲーム中の基本の考え方になる。
カジノホールデムで勝率と利益をあげる方法
カジノホールデムで勝率と利益をあげる方法としては「確率を考慮しながらゲームをすすめる」というものがあげられる。
オンラインポーカーでは確率計算から導き出された「期待値」と呼ばれる「獲得可能な平均的価値」を基準に戦略を練っていく。
「期待値」を基準にベットをすると「なんとなくベット」という行為が制限されて、「このくらいの期待値だからコールしよう」「この期待値ならフォールドした方が長期的には利益がある」というような考え方で、勝負のゆくえを決定することができるようになる。
この方法は「利益をより多く、損をより少なく」という考え方を基本にして「トータルでの勝ち」や「大敗の回避」を目的にしているため、「必勝法」ではなく、「戦略的撤退としてのフォールド」などの「負け」も含んだ戦略となっている。
期待値について
期待値というのは「ある条件で何かをした場合に、その結果として得られる数値の平均」のことだ。
「表裏を当てるコインゲーム」で「期待値」をみていくと、たとえば「表が0円」「裏が100円」の場合、結果としては0円か100円しかもらえないのだが、「期待」としては「2分の1の確率で表か裏が出る」と考えて「50円」の期待値がある、という計算になる。
これはかなり単純化した例でしかなく、「期待値」の計算というのは、そもそも「確率」でしかない「勝てるかもしれない確率」と「負けるかもしれない確率」に左右されている「目安」でしかないということもおさえておかなければならない。
オンラインポーカーにおいても、「期待値」で戦略を組むことは「トータルの大損」を避けるために行うぶんには有効だが、期待値にとらわれすぎて勝負の勘所を見失う危険性もあることに注意されたい。
オンラインポーカーにおける期待値の計算式
オンラインポーカーで期待値を出す場合は「勝つ確率×獲得する金額+負ける確率×失う金額」という計算式で期待値を算出し、勝負の判断をしていく。
ここでいう「勝つ確率/負ける確率」は「組み合わせる役の強さ」によって変化するし、「獲得する金額/失う金額」は役による配当金や賭け方などによって、流動的に変動するため、一回の勝負ごとに臨機応変に考えていく必要がある。
最初の計算は、ホールカード2枚とコミュニティカード3枚の組み合わせで、自分の「勝つ確率」がどの程度なのかを計算していく。
わかりやすくいうと「明らかにハイカード」である場合は「負ける確率」が100%で「失う金額」が全額になるので、期待値が相当低くなる。
「勝つ確率」の計算は、かなり難しいし、「目安」しかわからない。
まず、ディーラーの手が見えない以上、「勝つ確率」は「自分が作れそうな手札」から計算するしかないし、こちらの勝率がいくら高くてもディーラーの役がそれを上回るということがザラにあるのがカジノホールデムの難しいところだ。
逆に「負ける確率」が高い低めの役でも、ディーラーが「ノットクオリファイ」であれば勝ててしまうのだから、「期待値」はあくまで参考にしかならない。
オンラインポーカーの役の確率と配当
そのうえで、計算に役立つ、「役の確率」と「配当」のそれぞれの数値を見ていこう。
「役」が揃う確率は以下の通りだ。
ロイヤルフラッシュ | 0.0032% |
ストレートフラッシュ | 0.027% |
フォーオブカインド | 0.16% |
フルハウス | 2.60% |
フラッシュ | 3.25% |
ストレート | 4.62% |
スリーカード | 4.83% |
ツーペア | 23.50% |
ワンペア | 43.8% |
ハイカード | 17.41% |
カジノホールデムにおける「Anteの配当」は以下である。
役 | 配当:ベット額 |
---|---|
ロイヤルフラッシュ | 100:1 |
ストレートフラッシュ | 20:1 |
フォーオブカインド | 10:1 |
フルハウス | 3:1 |
フラッシュ | 2:1 |
ストレート以下 | 1:1 |
「サイドベット(AAボーナス)」の配当も「獲得する金額」に含まれるので、参考にしてほしい。
役 | 配当:ベット額 |
---|---|
ロイヤルフラッシュ | 100:1 |
ストレートフラッシュ | 50:1 |
フォーオブカインド | 40:1 |
フルハウス | 30:1 |
フラッシュ | 20:1 |
ストレート以下 | 7:1 |
「勝つ確率×獲得する金額+負ける確率×失う金額」という計算は、これらの役と配当の確率と、自分がどのくらいのベットをしているのかと、ゲームの進行の具体的な状況の組み合わせで行う。
総じて言えるのは、「期待値」を戦略として利用する場合は「確実に負ける」という計算のほうをしっかりと行い、「損失」を避けるべきで、「勝てるかどうか」に関してはあまり「期待値」を利用しないほうがいいだろう、というのが俺の考えだ。
個人的には「フラッシュ以上」のときは、強気の勝負をしていいのではないか、と俺は思う。
俺の場合は「スリーカード」や「ストレート」が揃いそうなときは「負けても仕方ない」と覚悟して勝負をしにいく傾向がある。その判断は人それぞれだし、ゲーム中の勝負勘を信じてほしい。
オンラインポーカーカジノホールデムのまとめ
- カジノホールデムはプレイヤーとディーラーの一騎打ち
- 役の確率と配当を記憶して戦略を練っていく
- 期待値はあくまで期待でしかない
オンラインポーカー「カジノホールデム」の基本的なルールと、その戦略については以上となる。
冒頭にも書いたように、オンラインポーカーは、リアルカジノのなかではブラックジャックと並んで「勝負感」があり、やりがいがあるゲームである。
近年はオンラインカジノだけでなく、ポーカーで遊べるお店なども増えてきているが、やはりこの「勝負感」があることがポーカーの魅力であるだろう。
なお、カジノホールデムのルールは、リアルポーカーの場所ではテキサスホールデムに変わることが多く、賭け方や戦略に若干の違いが出るので、オンラインポーカーでポーカーに目覚めて、街に繰り出す場合は、その点に注意していただきたいところだ。